子育ての時期は人生でたった一度のチャンス。楽しむほど、振り返った時、美しい時間として心に刻まれるはず!
息子が小学校時代、PTAの読み聞かせサークルに入っていて、
月に1度、子どもたちに本の読み聞かせをしていました。
この文章は、その「おはなし隊だより」に寄せたもの。
引き出しを整理してきたら出てきたのです。
「ママ、これ読んで〜!」
「いいわよ。あら、またこの本なの?」
そんなやり取りから始まり、
眠りにつくまでの間、枕元で本を読んであげていた時間が、
どれほど平和で心安らぐひと時だったことか----
膝の上にちょこんと座らせて、同じ目線で絵本の世界を楽しんだ経験は、
子どもだけでなく親にとっても、なんとも言えない “ほのぼの感"と共に、
幸せな一コマとして心に刻まれるものなのでしょう。
黄色い帽子の1年生の姿に、
「あんな風に可愛かったんだなぁ」と目を細めたり、
「入学したのはついこの間のような気がしてたのに」
と時の速さに驚いたり。
子どもの成長は本当に早いもの。
学年が上がるたびに、そのことを実感します。
目線の高さがぐんと近づいてきて、
その成長ぶりが嬉しくもあり、
心の片隅で少し寂しさも感じてしまう。
親心とは複雑なものです(^ ^;
たまたま読んだ本(タイトル忘れました)の中で、
こんな言葉が心に触れてきました。
『子育ての時期は、人生でたった一度のチャンス。
子どもと共に様々なことを楽しむほど、
たくさんの美しい時間や実り多き幸せが与えられます』
まさに、子どもの成長は待ってくれない。
あの愛しい時間を、もっといっぱい味わえばよかったなぁ---なんて、
後から振り返っても戻ってこないものだから。
後悔しないためにも、毎日の関わりを大事にしよう。
できるだけ、楽しい経験を共にすることで、
それがやがて美しい時間として昇華していくものなのでしょう。
枕元で本を読んであげることがなくなって久しい今となっては、
毎月の読み聞かせの時間が、とても貴重です。
子どもたちのピュアな瞳に見つめられる”ドキドキ感"、
一緒におはなしの世界を旅した後の"ほのぼの感”が
慌ただしく過ぎる日常生活の中で、一服の清涼剤になっているみたい。
「お母さん、今度これ読んでよ!」
そう言ってもらえるのも、この読み聞かせの機会があるからこそ、なのです。
この文章を読みながら、あの頃の思いが浮かび上がってきて、懐かしくなって---
子育て中のママたちに伝えたいメッセージだなと思って、こちらにシェアしました。
今、幼い子を育てている真っ最中のママたちへ。
しんどくて大変な毎日かもしれませんが、
ついイライラしちゃうこともあるかもしれませんが、
可愛い時期は、(後から振り返ると)本当に一瞬です。
我が子ととことんと向き合う時間を、大切にしてほしいと思います。
わかっているけど、我慢できずに怒っちゃった。
そんな自分を責めないでね。
お子様を抱きしめるように自分で自分を抱きしめてあげて、
「大丈夫、よくやってるよ」と言ってあげてくださいね。
どうしようもなく辛い時は、
決して一人で抱えようとしないで
誰かにサポートを求めてね。
子どもはママを幸せにするために
存在してくれているって、本当ですよ!