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家で生まれちゃった!一見アクシデント、でもそれは子供自身が望んだお産

息子は、自宅で誕生しました(自宅と言っても、当時住んでいた賃貸マンションですが---)

こう言うと、「自然なお産にこだわったから自宅出産だったんですか?」と聞かれることがありますが、そうではないのです。

実際のところ、その時の私の心境は「えーっ、もう産まれちゃったの? こんなはずじゃなかったのに----」と半分パニックな状況。

そうなんです。もともと痛みに強いのか、はたまた鈍感なのか---さほど痛みを感じないうちに、「こんなものかな

、まだ我慢できる範囲だな」と繰り返しやってくる波をやり過ごしているうちにお産が一気に進み、なんと助産院への移動が間に合わなかったのです。

慌てて飛び込んだバスルームが、息子の誕生の場に---。

オーマイガー!もいいところ。

はたから見たら、完全にアクシデントです。

もちろん取り上げたのは主人。私以上に驚いたはずです。

「キイテナイヨ〜」と叫んでいたかどうか---。

夫婦二人があたふたしている中、一番冷静だったのは息子自身かもしれません。

新しい世界に出てきて、空気を吸って吐いて、呼吸をし始めたばかりだというのに、小さく「ほにぁ〜」と声をあげただけで、とても穏やかな様子。

用意していたガーゼのおくるみに包んで抱き上げると、お目目をぱっちり開いて、こちらにその眼差しを向けてくるではないですか。

しっかりと目があって、その眼差しの奥がキラキラと光っていて----。

「やっと会えたね」

夫と代わる代わる抱っこして目を合わせ、静かに感動していました。

第三者が関わらず、親子三人だけの調和に満ちた濃い時間。

このファーストコンタクトが、子供の心にとって、確実にプラスに作用しているに違いない。

今だからそう声を大にして言えます。

今、思春期真っ只中の息子。気むずかしくなり、親と距離を置くようなことも覚悟なんて言われる時期ですが、父と子で非常に良好な関係を築いている様子を見るにつけ、誕生時の父親の関わりが大事なんだとつくづく思うのです。

そして、「人生をどうスタートするか」ということは、子供の人生に大きな影響を及ぼすと感じます。

それも本当は子ども自身が決めて来るのでしょう。

妊娠初期の頃、私がふとイメージしたのは「薄暗い産道を抜け出て、いきなりライトを浴びるのは恐怖だなぁ」ということ。

きっとお腹の赤ちゃんの気持ちをキャッチしたに違いありません。それで助産院を選んだのですが、まさに「ヒプノ赤ちゃん」で教える胎話をしていたわけです。

女性にはもともと自然に産む能力が備わっている。だから、力を抜いて「成るように成る」とゆだねることでOK。

その時、パートナーはやさしく寄り添い、大きな愛で包み安心させてくれたらOK。

男性と女性の中にもともとある、自然な力が自然に引き出されて、一番ベストな形のパートナーシップが発揮されるのです。

「お産は痛い」という余計な固定観念をぶっ壊して、恐怖と不安をつかむのをやめて、自分の心が楽になることから始めませんか?

一生に何度もない出産という体験を、愛するパートナーと共に、喜びと幸せに満ちたものにしてください。

幸せなお産と子育てを叶えたいカップルをサポートさせていただきます。

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